女性について 5
《国民会議》の特徴はその内容よりもそのマス・メディア的次元にありました。
《国民会議》の仲介にょって、かたやブルジョワ的婦人知識人層、かたや婦人大衆が一堂に会したのです。
社会医学(「家族計画」)知識人層、社会立法知識人層、ジャーナリスト、文学者知識人層と、婦人団体(1968年5月以降それらはしだいに厳密な宗教的あるいは政治的枠からはみ出して、女権拡張論的テーマをめぐる一連の行動へと移行した)や広汎な婦人大衆との問に、意志伝達が確立されました。
これこそ、まさしく、《巨大な》作戦でした。
その独自性は、かつてブルジョワ的女権拡張論の唯一の囲いの中で討議されていた問題全体を、これほど大きな規模で提起したという事実、しかもそれまで「女らしさ」のイメージを普及するのに汲々としていた雑誌や放送を使って提起したという事実にあったのです。